ペットを飼われている皆さんはペットの健康診断に行かれたことはありますか?

以前、犬・猫の寿命について少し紹介しましたが、平均寿命はだいたい14歳くらいというお話をしました。

長く生きられるということは、ペットも「高齢化」が進んでいると言えます。

7歳だからといって、人間と同じ7歳ではなく犬・猫は加齢スピードが人間の約4倍と言われています。

7歳だと、人年齢でいうと44歳にもなると言われています。まだまだ、元気そうに見え、子供のように思ってしまいがちですが、年齢を重ねるごとにさまざまな病気のリスクが上がります。そのため、健康寿命延伸のためには定期的に受診し、小さな変化を見逃さないことが大切です。

今回は、ペットの健康診断に関する内容を少しお話ししたいと思います。

健康診断を受けるタイミングはいつがよい?

ペットの定期的な健康診断を受けるタイミングは特に決まっていませんが、0歳の時から毎年1回は健康診断にいくことがよいとされています。

「うちの子は健康だから、まだ若いから健康診断は必要ない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも健康な時こそ検査を受けておいた方がよいです。ある病院の統計ではペットが亡くなった後に健康管理について後悔している方は、7割ほどいると言われています。亡くなったあとに健康診断の必要性を感じる方は非常に多いのです。

健康診断を定期的に行い、ペットが元気なうちから全身の健康データを蓄積することで、何か異常が見つかった時も病気の早期発見、早期治療に繋がり、食生活や生活環境の見直しをはじめるなど疾病予防にも役立ちます。

それに、さきほどの表でも説明しましたが、犬、猫は人より約4倍のスピードで歳を重ねると言われてます。5歳になると人間の30代〜40代くらいの年齢になります。このころから、メタボや生活習慣病が心配になってくる時期になります。

わたしたち人でも社会で働き始める年齢になると、定期的に健康診断にいかれると思います。ペットも同じことが言えますから、大きくなってくると病気のリスクも高くなっていくのです。

定期的な健康診断の頻度は、だいたい半年〜1年に一回くらいの方が多い傾向にあるようです。歳を重ねると半年に一回は受けた方がより安心だと思います。

たとえ、何の異常も見られない元気な状態であっても、万が一の時のためにかかりつけの病院をもっておきましょう。入院の際にも、犬にかかる精神的な負担が軽減されます。

5月は、多くの方がフィラリア予防を受けるために血液検査などを予約すると思いますので、その際に合わせて健康診断の採血なども行うと、犬の負担も軽減できるのではないかと思います。

健康診断にはどのような検査があるのか?

犬の健康診断も、人間と同じような内容の検査になります。犬の年齢や健康状態などを見ながら何を受けるのかなど獣医さんなどと相談しながら決めるとよいでしょう。

*問診

診察の際に一番といっても過言ではないほど大事な項目になります。生活をする中での気になることや、健康状態をしっかり伝えることが大事です。動物病院では、記録としてしっかり残してくれるので、気になる点などがあれば細かく伝えるようにしましょう。

*一般身体検査

一般身体検査とは、視診・触診・聴診により身体の状態を確認します。目や耳、歯の状態や、心音や呼吸のチェック、また体重のチェックなどを行い異常がないかを確認します。

*尿検査・便検査

尿検査では、尿路感染や尿路結石、肝臓のチェックを行います。便検査では、寄生虫などがいないか、細菌の感染はないかなどのチェックを行います。特に子犬の時期には、寄生虫による感染も多く、症状が見られないこともあるので、受けておくと安心です。

*画像検査

画像検査とは、いわゆるレントゲン検査、エコー検査になります。見た目ではわかりにくい骨や心臓や内臓の確認を行います。

定期的な健康診断の重要性

近年、動物医療の発達や生活環境、飼育に関する正しい知識が広まったことなどにより、犬猫の平均寿命は伸びています。

ペットと長く一緒にいるためには、事前の定期的な健康診断を怠らないことが大事となります。定期的に健康診断を行うことで、いざ異常が出た、体調が悪くなった時に診断の有効な手掛かりともなるため、非常に重要です。

しかし、健康診断も、愛するペットに長生きしてもらうためのひとつにしか過ぎず、どんなに健康管理を行っていても病気のリスクはゼロにすることはできません。

ただゼロに近づけるためにも、しっかり健康管理を怠らず、生活環境を整えることに心がけてください。

そんな愛するペットの病気の兆候をできるだけ早く見つけるために有効な方法が、健康診断です。

一見健康に見えるペットでも、身体の内部に病気が潜んでいる可能性があります。ペットは人間のように話すことができないので、「お腹に違和感がある」「頭が痛い」など詳しい症状を自ら飼い主に伝えることができませんし、体調があまりよくなくてもそれを隠すように元気に振る舞うことが多いです。飼い主がペットの不調に気がついた時には、既に症状が進行していた・・・ということも少なくありません。

例えば、ペットの食欲がなくなって病院に行ったとします。血液検査をして腎臓の機能が落ちていることがわかりました。でも、健康診断を一度も受けたことがなかったら、一体いつから、どれくらいのペースで腎臓が悪くなっていったのか見当つかないですよね。早い段階から健康診断を受けて、大事なペットの状態を知っておくことは、異常を早期に発見するためだけでなく、病気の原因や経過を探るときにも役立ちます。

健康診断は何歳からでも受診可能ですが、だいたい生後6ヶ月くらいからスタートするとよいです。病気の予防にも繋がるので、ぜひ定期的に健康診断を受けてペットの健康管理行いましょう。